social hospitability

日本人なら知っておくべき社会保障のこと

 社会保障について、専門外だがすこし勉強をしたので書いておく。

1.社会保障給付費について
 社会保障給付費は2008年ベースで94兆円、このうちたしか27兆円近くが税金で賄われている。また、この金額は増加傾向にある。どうするんだ日本!個人的には、自分の年金の一部は自分で賄えるぐらいの仕事を定年後の老人にしてもらわざると得ないとおもうんだがどうか。だが、何の仕事ができるのか。会社に居座るのは老害だし、さりとて力仕事はできないし。うーん。産業構造の高付加価値化シフトが必要です。

2.病床規制について
 日本は、都道府県ごとに医療計画なるものを策定しており、その医療計画に基づいて、どの地域はどのくらいの病床を作れますよ〜という「病床規制」なるものを設けている。この病床規制は、もともとは1970年代に老人の医療費を無料化した際、病院側が立て続けに病床を増加させてしまい(つまり治療する必要のない老人を受け入れて、軽い治療をしておくことで儲けようとしていた)、結果として医療費の値上げにつながってしまったので地域で病床数に制限をかけることで、無秩序な病床の増加、医療費の増大が起こらないようにしたものである。しかし、これが病院間での競争を阻害しているとして、現在撤廃をする方向で議論を進めている段階。


3.医療のサービス産業化について
 日本の医療は高度であるにも関わらず、医療ツーリヅムの世界では韓国に大きく水をあけられてしまっている。日本も医療のサービス産業化をめざすべきだ。特に、高齢者対策関係は、課題先進国である日本の強みになるはずだ。