2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

霞ヶ関

「霞ヶ関維新」を読む。 書評では、今までに言われてきたことばかりということで、あまり評判が良くなかったが、私は非常に面白いと思った。 「協創国家」「小強国家」「真豊国家」というビジョンを掲げ、そのためになにをすればいいのかを実務者ならではの…

環境ビジネス

「環境ビジネスのいま」を読む。 興味のある分野であったので早々と読めた。「グローバル化」、「ミクロ化」「ネットワーク化」の視点が重要。 ・ポジティブリスト制度→残留農薬の残留基準を決めること。これにより、リストアップされていない農薬すべてを取…

暗流

「暗流ー米中日外交三国志」(秋田浩之)を読む。著者は自由学園最高学府卒で日本経済新聞社で流通経済部に所属していた人物。タイトルから、米中日の外交に関わる暗黒的な部分がつづられていると想像していたが、内容はそこまでセンセーショナルなものでは…

ロジカル

「ロジカルプレゼンテーション」(高田貴久)を読む。 非常に平易で、しかも例も盛りだくさんで、おまけに読み物のコンサルティング苦労話まで付いていて、非常に面白かった。 「示唆」に富む内容の中で、特に重要だと思われるもの。 ・「縦の論理」演繹法の…

戦後世界経済

「戦後世界経済史」を読む。 総論的な内容で、ひとつひとつの内容は面白いが、全体として何かを訴えるというものではないので面白みにかける。個々の国の状況が詳細に記述されており勉強になった。 ・ヨーロッパの産業構造は、中小企業が圧倒的に多く、イノ…

ギリシャ

先日、NHKのとある番組で、ギリシャ人の生活についてレポートしていた。 それによると、ギリシャ人は、夜の5時には家に帰って、家族と食事をとる習慣があるらしい。 GDPが低くても、これが本当の幸せなんじゃないだろうかと思った。 しかし、日本に生まれて…

勉強

2009通商白書■第1章 試練を迎えるグローバル経済の現状と課題□第1節 金融危機から経済危機へと向かう世界経済 ◆1.金融危機発生の要因 (1)米国住宅ローン市場の拡大とその要因 ①拡大する住宅ローン証券化市場 ②年金保険投資信託資金の流入 ③海外資金の流…

家を建てるときのこと

実際、安月給で家を建てることは本当に夢のようなことだと思う。 そこで、今からイエづくりのことを考えをまとめておく。 家は第2の衣服なのだから、機能性とデザイン性を持っていなければならない。 機能性の中にはモノとエネルギー媒体としての話がある。…

ゲッどデザイン賞

ふとグッドデザイン賞に興味を持った。 メルマガに登録してみた。 「窓の家」が金賞とっててビビった。 ほかにも、建築とかプロダクトとか、電化製品とか、枠にとらわれない「モノづくりの面白さ」が伝わってくるので、みているだけで面白い。 ミッドタウン…

建築と音楽、建築と衣服、建築と土木

建築が様々なものとの対比や隠喩で語られることは多い。音楽のように語られることもあるし、第2の衣服や第3の皮膚のように語られることもある。しかし元来、建築とはただの「モノ」であり、物質的側面から見れば、石と木と土の集合体でしかない。そして、そ…

ヨーロッパについて

資本主義の問題が明らかとなった今、安定した資本主義を目指すEUの手法に注目が集まっている。そこで、「ヨーロッパ型資本主義」を読んでみた。・アメリカの好景気は投資家の熱狂によって支えられていた ・統一した会計基準はあまりにもアメリカの投資家に有…

人類はすでに解決策を用意している問題は提起しない

「100年予測」を読んだ。エピローグで触れられたマルクスの言葉。提起されている問題はすでに解決策が存在しているということ。たとえば、地球温暖化問題など。「100年予測」では、すでに提起されている問題ではなく、現実のデータから予測されうる世界の50…

知らないことを知っている

無知の知は最強の論理だ。何せ「すべてのことを知っている」というのは到底難しいことだが、「私は自分がすべてのことを知っているわけではないということを知っている」というのはいわば誰にでも言えることであり、誰にも否定できないからだ。「アニマルス…