大砲の街
メモリーズを久しぶりに見直した。
昔見たときとは違う新鮮な感覚だった。全体的になにか怖い。しかし、ホラーのような怖さではなく、スタイリッシュな怖さである。実際には怖くないからそうなのかもしれないが、ストーリー以外にこの作品を特徴付けているのは菅野よう子のBGMだと思う。あまり詳しくないけれど、菅野よう子のBGMは前衛ジャズのように、緊張感がありつつもクールである。作品にもそれが表れている。最臭兵器はよく分からなかったが、他の2作品は何度も見直したくなる作品だと思った。
ちなみに、大砲の街にでてくる、どこのだれとも分からない「敵」に向かって大砲を打ち続ける街。皮肉のようだけど、大砲を撃ち続けることによってこの街は産業が成り立っているんだと思うと、今すぐ大砲をやめるわけには行かないような気もする。でも、いつかその無意味さに気づいて変わる日がくるんだろうな。とか思ってなんとなく最近考えていることとリンクした。
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