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それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも日本人は戦争を選んだを読む。
日中戦争のころから、日露戦争を経て、「勝った、勝った、また勝った」の雰囲気のまま、太平洋戦争へと突入していく。敗れた原因はさまざまあるが、本当は短期間で勝利し、有利な条件で戦争を終わらせようと思っていたところ、予想外に長期化した背景には日本の分析力不足と無責任な世論があり、食料不足のまま、資源もないままに自滅していった。分析力の無さと無責任な世論というのは現代にも通じると思う。日本はマーケティングイノベーション力は不足しており、今ある技術を洗練させていく能力には長けている一方で、状況を分析し、新しい発想を生み出すという力には欠けていると思われる。それは、内田樹が言う、辺境・周縁にいた民族だからこそ、外来の文化を取り入れ、アレンジしていく文化が根付いたのではないだろうか。新たな市場を生み出し、切り込んでいくためには、正確な分析力と大胆な発想力が必要である。日本人にはどうもこのあたりが抜けているように感じられる。この2つの能力を生み出すのは、理系的なデータに基づく分析習慣と、人と違った何かをするということに対する意欲が必要であるように思われる。


異業種競争戦略

異業種競争戦略

異業種競争戦略を読む。
音楽の販売方式や電子書籍など、これまでの事業形態とは違った分野の企業が有る業界に入り込んでくるということが見受けられる。
たとえばセブン銀行などは、銀行的でありながら、手数料のみで稼いでいる会社である。
そういった状況では、束ねる・省略するなどといった、事業の再編が必要になる。
また、儲けるための事業の仕組みを作ることも重要である→ブロックプレイ・エンラージメント・トールゲート・イネーブラ―などの、囲い込み作戦、デファクト戦略など。アマゾンのロングテールインテル入ってる。